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餅屋記

サブタイトルは『.lib』

台北市立図書館①概要、沿革、ビジョン

このたび8月に台湾に行くことになりまして、ついでにそのときに台湾の図書館も見てみたく、まずは調べてみることにしました。

今回は台北市立図書館について。
ホームページは中国語、英語、日本語ページがあり、調べやすかったです。また、調べるほかに、同じく首都にある都立図書館と比較してみました。(ちなみに都立図書館ホームページには、英語、中国語、韓国語のページがあります。)

以下の情報は、これらのページから参照しています。


概要

本館と各行政地区43の分館、11の民衆閲覧室からなる。分館は各区に3〜9館ずつあり、親教育、マーケティング、試験問題解釈、ヨーロッパ文化など、それぞれ特色のある蔵書構成となっている。

台北市立図書館全体のひと月の利用者数は150万人、貸出件数は100万件くらい。ちなみに休館は月1〜3日。*1

蔵書数は、図書6,635,313点、非図書資料(フィルム・ビデオテープなど)387,731点、雑誌8,664タイトル、新聞1,545タイトル。(2014年5月現在)

【都立図書館では】
中央図書館と多摩図書館の2館からなる。中央図書館は調査研究のための図書館で、江戸期の貴重な資料をもつ特別文庫室なとがある。多摩図書館は、雑誌を重点的に収集しているマガジンバンクと、児童・青少年サービスがメイン。

都立図書館のひと月の利用者数は3万6千人、複写枚数は17万枚くらい。ちなみに休館は月2日。個人貸出はしていない。*2

蔵書数は、図書2,369,886点、雑誌22,967タイトル、新聞1,312タイトル、音声・映像資料(映画フィルム、レコードなど)26,198点。(2010年3月現在)*3


利用について
利用規定は図書館法第8条の規定に基づいて制定されている。

開館時間は、火曜〜土曜が8:30〜21:00、日曜・月曜が9:00〜17:00。休館日は、毎月第一木曜日の館内整理日と政府が公告した休日。

市民以外でも誰でも利用証を申請できる。
図書の貸出は、1枚の利用証で10点まで、家庭利用証は20点まで。そのうち人気図書は5点まで。期限は30日まで。
紛失、破損等の状況が発生した場合、同じものを購入しなければならない。購入できない場合は、定価の2倍の金額で賠償しなければならないなど決まりがある。

予約サービスもあるが、受取期限内に借り出されないことが1年間で3回あると、90日間予約権利が停止される。*4

【都立図書館では】
利用案内はホームページ上で公開されているが、利用規定は公開されていない。

開館時間は、中央図書館が平日10:00〜21:00、土日祝10:00〜17:30。多摩図書館が平日9:30〜19:00、土日祝9:30〜17:00。休館日は第一木曜日と、第三金曜日か日曜日、年末年始、特別整理期間。

先にも述べたように個人貸出はしていない。その代わり、館内での資料の閲覧・複写、都内公立図書館への協力貸出サービスがある。


沿革

1930年から1947年の間に、松山、城北、古亭、城西の4館が設立。1952年に省から公布された「台湾各県市立図書館組織規定」に従い、4館を統合し「台北市立図書館」ができた。
その後、台北市の都市建設が推進され、業務面で大きく進展。1990年には新たに落成・開館となる。

【都立図書館では】

1908年、東京市日比谷図書館が開館。1912年には日比谷図書館を中心とする19館の東京市立図書館体制が成立する。1943年には都政施行に伴い、都立図書館となる。日比谷図書館第二次世界大戦の空襲による焼失・再建、新館開館、増改築などを経験する。

その間には立川図書館、青梅図書館、江東図書館の開館・区市への移管などがある。

1973年に中央図書館、1987年に多摩図書館が開館。2009年には、中央図書館と多摩図書館がリニューアルオープンし、日比谷図書館が千代田区へ移管される。


ビジョン

  1. 標準化図書館
    品質監査システムISO9002を拠り所にして、各拠点、各職員の利用者サービスの質を確実に統一化します。
  2. オンライン図書館
    電子資源の収集に努め、簡単で、敏速にデータが送信できるインターネットの特長を活用して、各利用者に24時間年中無休の情報サービスを提供します。
  3. エコ化図書館
    積極的にグリーン図書館を促進し、様々な資源を大切にして、万物共存の環境保護観念を確立します。
  4. 国際化図書館
    国外の図書館との姉妹館締結に力を入れて、提携関係を確立させます。経験と資源を共有して、積極的に先進的な図書館サービスと措置を取り入れて、当館のサービスレベルと品質の向上のための手本とします。
  5. 人間本位の図書館
    親しみと便利性を起点として、各サービスと設備を企画し、職員の作業に便利で、利用者に優しい図書館環境を提供します。

【都立図書館では】
「都立図書館の使命」
東京の未来を拓く力となる 知の集積・発信 都立図書館
都立図書館は、経験豊富な職員と豊かな蔵書により、「時代のニーズにあったサービス」を提供することで、国際都市・東京を情報面から支え、都民や都政の抱える課題の解決を支援しています。

*5


続きます。



*1:2014年5月で利用者1,478,207人、貸出件数は、図書743,716件、雑誌48,030件、視聴覚資料101,494件。

*2:2009年5月で入館者36,286人、複写枚数155,153枚。

*3:2013月3月31日現在の中央図書館で、図書 約186万冊(開架 約35万冊)、雑誌 約7,000種、新聞 約1,000紙。同多摩図書館で、雑誌 約16,000誌、新聞 約150紙、児童資料 約176,000冊(雑誌871誌、新聞18紙)、青少年資料 約21,000冊(雑誌40誌、新聞6紙)。

*4:貸出停止は、貸出期限から超過した累計日数で計算される。個人利用証で60日、家庭利用証で90日が上限。ただし累計超過日数に基づいて罰金を科すことができ、1日につき1元。

*5:http://www.library.metro.tokyo.jp/tabid/2077/Default.aspx

ホームページには「平成18年8月24日、東京都教育委員会は、「都立図書館改革の具体的方策」を公開しました。」とあるけれど、東京都教育委員会のページでは、その具体的方策の本文PDFがNot Foundになっている。