感想「ここが図書館情報の最前線!!-情報を未来につなげるカレントアウェアネス・ポータル-」
結局何が言いたいのかはっきりできなかった…
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今年の図書館総合展はこのフォーラムをメインに行ってきました。
ここが図書館情報の最前線!!-情報を未来につなげるカレントアウェアネス・ポータル-
佐藤翔、林豊、依田紀久、兼松芳之
主催:国立国会図書館
佐藤翔、林豊、依田紀久、兼松芳之
主催:国立国会図書館
なぜこのフォーラムに申し込んだかというと、的確な理由は思いつけないので、ということは勘です。何でもかんでも聞きたい期は過ぎたということかと。
司会の兼松さんは昨年のフォーラムでも同じように司会をされていた記憶があります。
はじめは講演者の紹介、割と内輪の話題が多かったような。
そして本題へ。
まずは依田さんから、カレントアウェアネス・ポータルの概要+業務モデルの説明。
CA利用アンケートに答えたことがあるおかげで、Rや調査研究のこともすんなりわかったけれど、初見であれば混乱してたかもしれないです。
その利用アンケートも絡めて説明されていました。コアなユーザが多く、仕事で使用する人も4割いるとか。ちなみに私は週の半分以上の、通勤時間に、主にRSSちょっとTwitterから、スマートフォンで見ています。
時代の情報ニーズにあわせて、今まで裏側でやっていた情報収集の部分を表にだし、配信頻度を高めたと(「情報の粒度」とおっしゃっていました)。*1
またそれらが蓄積されてきてアーカイブ化しているとも。
次は林さんから作り方+つながり方のお話。
CA-Rは、1日10本を3人で書いているそうです。そしてそれをチェックなしで掲載しているとか。1年前なら特に何も感じなかったでしょうが、面倒な実態を経験している今は驚きました。責任が重い分、早く情報を提供できるということではあるのですが。Twitterさえも速報性を出せないシステムのお役所とは違うようです。休館日や長期休み明けもなく毎営業日、しかも22時頃まで書いているのは頭が下がります。
CA-Eは2週間のサイクルがずっと続くのが大変だそうです。それからドS査読。エビデンス重視の完全原文対照。昔から若手育成の場だというのには興味があります。*2
佐藤さんのお話は、使い方+使い倒し方。
カレントアウェアネスを使い倒すと「インタラクティブなアジェンダのセッティング」(InteractiveなAgendaのSetting)ができるようになるとか。
CA-Rの初期のころにブログで「22時過ぎまで残業して書いているのだろうか」と書いたら、その後は遅い投稿が少なくなったという話の枕が面白かったです。
双方向的な参加はできないのかなーとぼんやり思っていたのですが、それについては質問する前に「執筆してください!」というのと「自分の持つメディアからどんどん情報発信してください!」と言われました。
後者は、カレントアウェアネスには一次情報は載せられないので必ずネット上のどこかに一次情報がないと書けない、というのに掛かっています。
全体的な感想としては、オフ会みたいなのをしたかったのかなと思いました。はじめの60分はお三方それぞれの講演でしたが、残り30分はパネルディスカッションというより座談会といった感じでしたし。*3
執筆者にもなりうる、もしくはすでに執筆者のコアなユーザ達が集まって、何かインスピレーションが湧いたりするのか。そういった目的ではないだろうけれど、あったら面白い。
うん、私も書かないと。
こういうおみやげいいなと思います。